弧弾力性のシミュレーション分析 : 離散と連続の問題の一例として
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概要
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弧弾力性は、始点、終点をもち、ベースの取り方によって弾力性値は異なるが、どの方式の弧弾力性値も終点を始点に近づけると、同じ点弾力性値に近づく。しかしながら、伝統的弾力性の定義を満足する弧弾力性は、対数方式、Max 方式、Min 方式、加重方式であり、始点方式、終点方式、偽加重方式は満足しない。また、0 <η< 1 のケースでは、弾力性値は、Min 方式の弾力性値≦加重方式の弾力性値≦Max 方式の弾力性値の順で、Min 方式の弾力性値< Max 方式の弾力性値であり、η> 1 のケースでは、Min 方式の弾力性値≧加重方式の弾力性値≧ Max 方式の弾力性値の順で、Min 方式の弾力性値> Max 方式の弾力性値である。筆者は図解が役立つ理由から、Min 方式を推奨する。
- 京都産業大学の論文
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