屋内可視光通信における調光制御可能なPPM方式の情報伝送効率向上法(グリーンワイヤレス,一般)
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概要
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本稿では,調光制御可能なPulse Position Modulation(PPM)方式である,Variable PPM(VPPM)方式の情報伝送効率を改善するため,Multi-pulse PPM(MPPM)方式を調光用に拡張したVariable MPPM (VMPPM)方式が提案されている.VMPPM方式では,「log_2 _nC_r」+r[bit/frame]のソースデータに応じて,r個のスロットをフレームあたりn個のMPPMスロットの中から選択し,各r個の選択されたMPPMスロット毎に,スロット内に用意された一つのスロットを二つに分割したサブスロットの選択を行うため,VPPM方式の情報伝送効率を向上することができる.また,選択されなかったn-r個のMPPMスロットを調光制御用に用いることで,VMPPM方式はn-r+1段階の調光制御を行うことができる.さらに本稿では,VMPPM方式のシンボル誤り率性能の,実際の使用環境を想定した雑音を考慮した理論解析による評価が行われている.そして,VMPPM方式とVPPM方式の誤り率性能及びスペクトル効率の比較が行われている.本稿では,VMPPM方式が情報効率,誤り率性能,スペクトル効率のすべてにおいてVPPM方式より優れていることが示されている.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-10-24
著者
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