Belle II実験における計算機モデルとネットワーク(R&Eネットワークを活用したe-Science/e-Health,ネットワーク研究開発テストベッド運用・利用,一般)
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概要
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「粒子」と「反粒子」の違いを説明した小林・益川理論は日本のBelle実験等により検証された。しかし、この理論だけでは、我々の住む「物質優勢」の宇宙を説明できないことが既に判明している。この謎を解くには、この理論を超えた「新しい物理」が必要であり、それを発見するため、2016年度物理データ取得開始に向けて次世代のB-FactoryであるBelle II実験を建設中である。この実験では、取り扱うべき莫大なデータ量から、日本の高エネルギー加速器研究機構がメインセンターとなり、世界中に存在する各研究機関が計算機資源を分担する、分散型計算機システムを導入することにした。この実現のためには、これら資源を接続する安定した広帯域ネットワークが必要不可欠である。本講演ではBelle II実験の紹介とその計算機モデルについてネットワークの重要性を交えながら報告する。
- 2013-10-15