振戦抑制のためのモデル化と手書きアシストへの応用
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概要
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振戦とは,筋肉の収縮と弛緩が不随意に繰り返されることにより生じるリズミカルなふるえである.本研究では,振戦患者を対象にした書字アシストシステムを,筆跡を補正してディスプレイに表示する機能と,ふるえをペンに伝えないようにする抑制機構とを組み合わせることで実現を目指している.今回は,システム全体の概要を説明し,次に,ペン操作時の運動のモデル化を行い,不随意運動のみを抑制することを目的とした複数の制御手法を提案する.最後に,振戦に対する抑制効果をシミュレーションにより比較・検討する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-10-19