柔軟な移動通信ネットワーク実現に向けた取り組み(ネットワークアーキテクチャ(オーバーレイ,P2P,ユビキタスNW,スケールフリーNW,アクティブNW,NGN・新時代NW),次世代パケットトランスポート(高速Ethernet,IP over WDM,マルチサービスパケット技術,MPLS),グリッド,一般)

概要

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スマートフォンの急速な普及によるデータトラヒックの増加に対する対策や、社会インフラとしての移動通信ネットワークに期待されることなど移動通信ネットワーク取り巻く課題を述べ、それらを解決する一つのアプローチとして柔軟な移動通信ネットワークの考え方とその実現方法について議論する。また、その実現にむけた取り組みとして、総務省の研究プロジェクト「大規模災害時における移動通信ネットワークの動的通信制御技術の研究開発」及び「大規模通信混雑時における通信処理機能のネットワーク化に関する研究開発」を上げ、そこで取り組んでいる実験内容と成果を紹介する。また、欧州を中心とする標準化団体ETSI (The European Telecommunications Standards Institute)の配下に、柔軟な移動通信ネットワークの実現に必要なネットワーク仮想化技術を検討するグループNFV-ISG(Network Functions Virtualization Industry Specification Group)が発足し、世界各国の通信事業者や通信機器ベンダが活発な議論を行っている。この10月には議論の結果をまとめた4つの勧告が公開された。このNSG-ISGにおける議論の最新動向について紹介する。
2013-10-10