膜展開式デオービット機構(宇宙応用シンポジウム)
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概要
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東北大学では近年超小型人工衛星の開発に取り組んでおり,これらの運用後のデブリ化を阻止する目的で薄膜展開式デオービット機構の開発に着手した.2012年にISSから放出されたCubeSatであるRAIKOは500mm四方の膜を展開する機構を実験的に搭載しており,2013年に軌道上実証の予定である.2013年打上げ予定の50kg級衛星RISING-2,及びそれ以降打上げ予定の同じく50kg級衛星RISESATはそれぞれ1500mm四方と2500mm四方の膜展開機構を搭載する.また4500mm四方の膜展開機構の開発に着手した.本機構はISSからのリターンカプセルの初期減速用や太陽発電衛星の構造要素としても転用可能である.
- 2013-06-13