金属ロッド共振器を用いた60GHz帯反射型自己注入型NRDガイドガン発振器の発振特性(一般講演,マイクロ波信号発生と計測技術/一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
共振器の加工精度や低廉性の点から、1300程度の無負荷Qを有する金属ロッド共振器を用いた60GHz帯反射型自己注入同期NRDガイドガン発振器を検討している。まず共振器の共振モードとしては、反射型自己注入同期方式を採用することから、金属ロッド伝送線路の第1高次モードに着目し、高次モード金属ロッド共振器の遮断周波数や無負荷Qを計算することにより金属ロッドの直径を決定した。実際に金属ロッドを作成してその無負荷Qを測定した結果、理論と実験はよく一致し、理論的考察の妥当性が確認された。次にこの高次モード金属ロッド共振器を用いて反射型自己注入同期発振器を作成し、その発振特性を測定したところ、従来のセラミック共振器を用いた場合と同程度の安定な発振器が実現できることを確かめられた。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-06-20