非線形補償を適用した光伝送システムにおけるパルス形式及び送受信器の不完全性の影響(【光通信機器】光変復調方式,多値光変復調,コヒーレント光通信,非線形・偏波問題,分散補償デバイス,光信号処理,光測定器,光通信用ディジタル信号処理,光通信計測,光通信用LSI,誤り訂正,一般)
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概要
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本稿では送受信器の不完全性及びパルス形式が伝送特性に与える影響を127Gbit/s DP-QPSKの伝送シミュレーションにより調査した結果を報告する.パルス形式としてRZ,NRZ,ナイキストパルスを想定し,送信側または受信側でデジタル信号処理によるチャネル内光学非線形歪み補償を適用した.送受信器の不完全性としてアナログ電気帯域とIQ変調器の消光比に着目し検討を行った.その結果,送信器帯域がNRZとナイキストパルス形式の信号特性に影響を与えることが明らかになった.また,IQ変調器の消光比が低い場合に送信側非線形補償の効果が劣化することを明らかにした.さらに,受信側非線形補償が送受信器の不完全やパルス形式に寄らず改善効果が得られることを確認した.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-07-18
著者
-
星田 剛司
富士通株式会社
-
中島 久雄
富士通株式会社
-
Rasmussen Jens
富士通株式会社
-
大嶋 千裕
株式会社富士通研究所
-
Tao Zhenning
Fujitsu R&d Center
-
小山 智史
株式会社富士通研究所
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