筋電気刺激を用いた脳波特徴選択の効率化
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概要
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脳卒中などによって身体に障害を負った肢体不自由者に対して、神経の可塑的な再建を図るブレイン・マシン・インタフェースを用いたニューロリハビリテーションが注目されている。その中でヒトが運動を行うときに生じる脳波変化の特徴を効率的に短時間で分析機器に学習させることが求められている。本研究は、実際に運動を行うのではなく、前腕の表面から電気刺激を加えたときに誘発される脳活動から運動関連の脳波パターン変化を推測する方法の開発を目的とした。健常者2名において体性感覚野近傍31箇所を計測しながら、前腕に配置した電極に20Hzと100Hzの矩形波電気刺激を与えたときにともなう脳波変化を分析した。その結果、自発的な運動時と同様のチャンネルおよび周波数帯域で脳波変化パラメータを計測することができた。この結果は、本手法が電気刺激を用いたブレイン・マシン・インタフェースの基盤技術となりうることを示している。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-06-14
著者
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