電磁誘導入力デバイスの接近検出によるWebブラウジングの応答時間短縮方式(無線ネットワークとデバイス,モバイルアプリケーション,ユビキタスサービス,モバイル分散クラウド,モバイルアドホックネットワーク,センサネットワーク,モバイルネットワーク及び一般)
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概要
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本稿では,端末画面の数ミリ〜数センチ上空から接近するペンや指などの入力デバイスの位置データを用いて画面への接触点を予測し,接触する前にHTTPのアクセスを開始することで,Webサーバからの応答を高速化する方式を提案する.近年,画面に直接触れて操作できるタッチパネルを搭載した情報端末が増えている.タッチパネルで主流となっている静電容量方式と電磁誘導方式は,画面から一定の距離に入力デバイスを近づけると情報端末で入力デバイスの位置を検出できる.提案する方式では,タッチパネルを搭載した汎用的な情報端末で取得できる2次元座標の位置データを時系列解析し,タッチパネルへの接触点を高い精度で予測する.タッチパネルが入力デバイスの接近を検出し始めてから200ms程度で接触する平均的な手の動きの場合,検出してから50msまでのデータを用いると,接近直後の1点だけで判定する場合に比べて入力位置の判定誤差を30〜40%低減でき,接触する前にアクセスするWebコンテンツを高い精度で特定する,したがって,大幅な遅延が頻繁に発生する移動網やインターネット上でのアクセスに対して提案する方式を適用することで,Webブラウジングの応答時間を150ms短縮できる.
- 2013-05-16
著者
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