有機EL、有機太陽電池の創製と解析(薄膜(Si,化合物,有機,フレキシブル)機能デバイス・バイオテクノロジー・材料・評価技術及び一般)
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概要
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1)ポリチオフェン-PC_<61>BMからなるバルクヘテロ型有機薄膜太陽電池(BHJ OSCs)において、熱処理により光電変換効率が向上することが知られている。その特性向上の起源を明らかにするため、側鎖の異なる各種ポリチオフェンとPC_<61>BMからなるBHJ OSCs膜内の各階層構造を、固体NMR測定により解析した。その結果、膜内のドナー/アクセプター(D/A)相分離構造と光電変換特性との間に明確な相関があることが明らかとなった。2)有機EL素子において、蛍光発光の内部量子収率は原理的に25%が上限であることが知られている。しかし、三重項励起状態から項間交差を通して蛍光発光を取り出すことができれば、100%の内部量子収率を得ることが可能となる。本研究では、カルバゾール-トリフェニルトリアジン骨格からなる新規熱活性化型遅延蛍光(TADF)材料を合成、素子化し、特性評価を行った。その結果、室温において高効率の蛍光発光を得た。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-04-18
著者
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