既存遠隔収容装置への光配線追加方法の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
屋外で運用されている小型の電話加入者遠隔収容装置(RSBM-F)に新たな装置を搭載するにあたり,装置内光ケーブルを増設する検討を実施した.RSBM-Fは小型の装置で装置内が狭隘であるため,従来の装置内光コードを追加配線することは困難である.「曲げフリー光コード」を採用することで課題を解決しうるが,一般家庭や事務室など屋内での使用を想定した「曲げフリー光コード」は,装置内温度条件-30[℃]以上+80[℃]以下のRSBM-Fに適用した場合の特性が保証されない.今回,長さ等の使用条件を考慮することで、より広い範囲で「曲げフリー光コード」が使用可能であることを確認し,これを採用することで,狭隘なRSBM-F内への光配線追加を実現した.今後の増加が見込まれる「既存装置の光化」の一手段として紹介する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-05-16