パーティクルフィルタとHoG特徴を用いた人物領域の移動追跡
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概要
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本研究は,監視カメラにおける人物映像を自動解析するため,移動領域の検出と追跡を行い,同時にその領域の人物判定を行う.使用する映像は,天井付近に設置された広角視野カメラであるため,人物領域のサイズ変動が大きく,HoG 特徴から人物判定を正確に行うのは困難であった.そこで,背景差分を尤度とするパーティクルフィルタを用い,画像内で変化する画素を検出・追跡し,複数フレームで追跡信頼度の高い領域を移動領域とする.また,移動領域はクラスタリング後のパーティクル密度が一定値以上となる矩形によって算出するので,人物領域よりも大きくなる.そこで,無駄な領域を削るため,HoG 特徴量と SVM 識別器を用いて移動領域内での人物領域を求め,適切な人物領域の切り出しを行う.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2014-05-08