アスペクト指向プログラミングに基づく分散リアルタイムOS
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概要
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組込みシステムは様々な用途に使用されるため,アプリケーションによってリアルタイム OS に要求される機能も異なってくる.ところが組込みシステムには厳しいリソースの制約があるため,様々な機能を持つリアルタイム OS を使用することは困難であり,対象アプリケーションに特化したリアルタイム OS を提供することが望ましい.本論文では,アプリケーションによって要求されるリアルタイム OS の機能のひとつとして分散システムへの対応を取り上げ,アスペクト指向プログラミングを用いて分散化の機能を追加することで,既存のリアルタイム OS のソースコードを直接修正せずに分散リアルタイム OS を実現する手法について述べる.具体的には自動車制御分野向けの OSEK OS 仕様に基づく TOPPERS/OSEK カーネルを対象に,自ノード上か他ノード上かを意識せずにタスク管理やイベント制御を可能とする,位置透過性のあるシステムコールを実現するためのアスペクトを提案するとともに,実用上問題ないオーバヘッドで実装可能であることを示す.
- 2014-05-12
著者
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