幼稚園で特別な支援が必要な幼児の保育実態に関する一考察
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概要
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本研究では,幼稚園において特別な支援が必要であると保護者から申し出がある子どもとそのような申し出はないが,保育者が,支援が必要であると捉える子どもの在籍の実態について調査紙と事例を通して報告する.公立幼稚園で,1クラスを1人で担任をしている教諭を対象に調査紙を用いて行った調査からは,保護者からの申し出はなく,保育者のみが支援が必要であると捉える子どもが,15クラス中14クラスに存在し,「要支援」の子どもたちと同様に,支援が行われている実態を明らかにした.またその調査や事例を通して,保育者が支援が必要だと捉えている複数の子どもに対して保育をする上で,何に困難を感じているか,日常でどのような保育が行われているかという実態について報告する.
- 奈良佐保短期大学の論文