専門学校学生における歯磨剤使用状況の調査
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概要
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【目的】若者を対象にフッ化物配合歯磨剤の知識による使用方法の実態を明らかにすることを本調査の目的とした。【方法】専門学校学生をフッ化物配合歯磨剤の受講を受けた群と受けていない群に分け、自記式質問調査を実施した。【結果】フッ化物配合歯磨剤の受講を受けた群では全ての者が1日2回以上歯磨きを実施していたが、受けていない群では約1割の者が1日2回以上実施していなかった(p<0.05)。その他の使用方法での違いは認められなかった。受講を受けていない群に比べて受けた群は、選択理由であるフッ化物配合の項目との関連が示唆された(p<0.05)。【考察】フッ化物配合歯磨剤に対しての知識は、ブラッシング回数と歯磨剤の選択理由の保健行動の改善が示された。フッ化物配合歯磨剤に対して知識があっても使用状況は、顕著な改善として示されなかった。【結論】フッ化物配合歯磨剤の受講を受けた者と受けていない者では、推奨されている使用方法の大きな違いが認められなかった。