2063 イオン増粘型混和剤を用いた高流動コンクリートの研究(高流動コンクリート)
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概要
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フレッシュコンクリート中には、セメント粒子から溶出する様々な種類の金属イオンが多量に含まれているため、添加した化学混和剤の物性に大きな影響を及ぼす。このような高イオン強度のセメント水溶液系では、通常の増粘剤は塩析効果により水溶液中で不溶化し減粘する。一方、新規増粘剤(以下、イオン増粘型とする)は、セメント水溶液中の金属イオンによって新たな構造を形成することで粘性を発現するため、少量で効率良くコンクリートに粘度を付与することが可能になる。このようなイオン増粘型混和剤によって増粘剤成分のコンパクト化が可能となり液体状の混和剤を使用することにより、高流動コンクリートの製造の大幅な効率化が図られる。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1998-06-30
著者
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