1161 高度浄水施設におけるオゾン接触反応槽のコンクリートの劣化(耐久性一般)
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概要
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オゾンを利用しカビ臭などを除去する高度浄水施設が建設されているが、オゾンがコンクリートの耐久性に及ぼす影響は十分には明らかでない。7年半運転したオゾン接触槽の水中部の鉄筋コンクリートについて調査を行った。表面近傍ではセメントの溶出、微小硬さの低下などが観察されたが、鉄筋やコンクリートに劣化は認められなかった。高炉セメント水和物の変色は見かけ上、拡散則に従い拡散係数は1.06×104mm2/secあった。懸念されたオゾンの鉄筋腐食への影響は早期には生じないと推察された。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1997-06-09
著者
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