1154 海洋環境下に長期間暴露したコンクリートへの塩化物イオン浸透性(耐久性一般)
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概要
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本研究では、海洋環境下に約7年間暴露したコンクリートブロックからコアを採取し、急速塩化物イオン透過性試験(AASHTOT-277)、比抵抗および塩化物イオンの拡散係数の測定を行った。その結果、鉱物質混和材を使用したコンクリートは普通セメントコンクリートと比較して長期にわたり優れた塩分浸透の抑制効果が期待できることが確認された。また、急速試験法より求めた塩化物イオン透過量(クーロン)と海洋環境下における実際の塩分浸透深さおよび拡散係数との間には良好な関係が認められた。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1996-06-17
著者
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笹谷 輝彦
(株)国土開発センター交通技術部
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川村 満紀
金沢大学、工学部土木建設工学科
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鳥居 和之
金沢大学、工学部土木建設工学科
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梶川 康男
金沢大学、工学部土木建設工学科
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笹谷 輝彦
(株)国土開発センター、交通技術部
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笹谷 輝彦
(株)国土開発センター設計事業部
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