1119 鉄鉱石骨材を用いた高比重コンクリートの基本性状について(物性一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
鉄鉱石骨材を使用した比重3.0〜3.4のコンクリートの物性、耐久性について検討を行った。その結果、普通コンクリートと比較してブリーディング率は1%以下と低く、乾燥収縮率は5〜13%低い水準であった。凝結特性は始発時間が遅れ気味であるもののほぼ同程度であり、強度発現傾向は若材齢で低く、圧縮強度と曲げ、引張強度との関係は普通コンクリートと同程度であった。乾燥単位容積重量は、26週で1.2%程度の減少となった。中性化は普通コンクリートに対して低い水準にあり、凍結融解抵抗性は、粗鉱の種類により異なり、インド産の粗鉱に比較してチリ産の粗鉱を使用したコンクリートの耐久性は高く、耐久性指数60%を上回った。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1995-06-01
著者
-
西川 正夫
東亜建設工業(株)土木本部技術研究所 材料・構造研究室
-
水島 正夫
北海道開発局函館開発建設部 松前港建設事務所
-
島本 常光
東亜建設工業(株)北海道支店
-
西川 正夫
東亜建設工業
-
西川 正夫
東亜建設工業(株)
関連論文
- ポンプ圧送中におけるコンクリートのプレクーリング手法の実施工への適用生について
- 鋼矢板護岸の新しい維持管理技術「護岸診断再生システム」
- 液状化対策としての薬液注入技術への新しい取り組み(国内の動き)
- 鉄鋼石骨材を用いた高比重コンクリートの基本性状について
- 環境・景観・利用に配慮した新しい漂砂制御技術DRIM(ドリム)工法
- 1119 鉄鉱石骨材を用いた高比重コンクリートの基本性状について(物性一般)
- 1224 ポンプ圧送中におけるコンクリートのプレクーリング手法に関する検討(マスコンクリート)
- 1163 転圧コンクリートの強度特性に関する研究(舗装・施工)
- 1191 低発熱型セメントを使用したマスコンクリートの温度応力特性について(マスコンクリート・舗装・ダム)
- 1199 ポンプ圧送中におけるコンクリートのプレクーリング手法の実施工への適用性について(マスコンクリート)