1090 炭素繊維複合材ケーブルのアルカリ耐久性(連続繊維(材料))
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概要
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ストランド型CFRP補強材を高温アルカリ液に長期浸漬し、促進劣化環境下での耐アルカリ性を評価した。補強材をコンクリートに埋込んで浸漬した場合は、コンクリート引抜特性と引張特性の低下はほとんどみられなかったが、直接浸漬した場合は、補強材被覆層のポリエステルの腐食による引張特性の低下がみられた。補強材内部へのアルカリの浸入程度はいずれも軽微であった。補強材をコンクリートに埋込んだ場合に被覆層の腐食がほとんどみられなかったのは、コンクリート中では物質移動が抑制されるので、ポリエステルの加水分解反応が進行しないためと考えられる。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 1995-06-01
著者
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木村 浩
東京製綱(株)エンジニアリング部
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榎本 剛
東京製綱(株)エンジニアリング部
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高森 潔
東京製鋼(株)研究所
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高森 潔
東京製綱(株)
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高木 宏
東京製綱(株)研究所
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高森 潔
東京製綱(株)研究所
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