E-2 温暖環境下での運動時における日本人および白人男性の生理反応と温熱的快適性(セッションE)
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概要
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日本人と白人若年男性を対象として,生理反応および温熱的快適感の人種差について検討した.実験中,日本人の皮膚温は白人よりも高値を示した.安静時において,白人の皮膚蒸気圧は極僅かに高い値を示したものの,白人よりも日本人の方が高い皮膚温を示したため,日本人の蒸散量は白人よりも多くなった.運動時において,日本人の皮膚蒸気圧は白人よりも高値を示し,かつ高い皮膚温であったため,結果として蒸散量は多くなった.このように,生理反応には人種差が認められた.皮膚濡れ率を指標として,日本人と白人の温熱的快適感の閑値を比較した.温熱的快適感の閥値は,日本人:0.39 ±0.05 (-)と白人:0.34±0.03(-)であり,統計的に人種差は認められなかった.
- 2012-11-21
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