D-4 気道内熱水分移動モデルに基づく低湿時の室内温熱環境調整法に関する研究(セッションD)

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概要

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著者らは、冬季における、喉の乾燥のメカニズムを解く手がかりを得るために、呼吸時の気道内部での空気の温度・湿度を計算する解析モデルの構築を行ってきている。気道内では気道壁によって呼出吸入空気の加温加湿が行われる。特に、鼻では呼出吸入空気と気道壁との熱や湿気の伝達面積が広いことが知られている。本研究では、従来の解析モデルでは考慮していなかった、鼻の部分における熱湿気の伝達面積の拡大を考慮した解析を行うと共に、Keckらによる実験で得られた鼻腔内空気の温湿度と、解析モデルから得られる温湿度の比較を行った。その結果、呼出終了時と吸入終了時において、従来の解析モデルに比べ、本研究での解析モデルの方が、温度、湿度共に実測に近い値を取る事が確認できた。
人間-生活環境系学会の論文
2012-11-21

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