P-16 夏季における着衣人体の日射吸収率の実測(ポスターセッション)

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概要

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屋外における熱的快適性および熱的危険性を評価する際、着衣時人体の日射吸収率は重要な要素となる。本研究は、夏季において日常着を着装した男子大学生の日射吸収率を実測により明らかにすることを目的とする。さらに、各衣服の視感反射率とそれぞれの形態係数から推定した日射吸収率と実測値とを比較する。測定には長短波放射計および日射計を用いた。被験者は男子大学生30人とした。実験により以下の知見を得た。夏季において、日常着を着た男子大学生の日射吸収率は平均で0.66であった。また、各衣服の視感反射率と形態係数から推定した日射吸収率は平均で0.75であった。着衣時人体の平均明度が高くなるにしたがって、着衣時人体の日射吸収率が減少する。着衣時人体の日射吸収率が0. 5-0. 6付近では実測値と推定値はよく対応した。しかし、日射吸収率が0.7を越えると実測値よりも推定値の方が値が大きくなる傾向が示された。
人間-生活環境系学会の論文
2010-11-22

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