交通情報配信による機上監視の一検討(測位・航法及び一般)
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概要
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航空交通において周辺の交通状況を把握することは効率的で安全な運航のために必要なことである.現在,航空機上でパイロットが可能な状況把握方法は目視観測が主であり,高速で移動する航空機の場合には十分な監視能力を有さないために,地上の管制官がレーダなどでとらえた航空機の位置情報を無線によってパイロットに伝えそれをもとに運航を行っている.したがって,航空機の間隔をいまよりも狭くするなどの将来求められている運航方法には制限がある.本論文ではこれらの状況認識向上のために航空機および地上より自律的に周辺交通状況を配信し,それに基づいて安全で効率的な運航を行うためのシステムについて検討した結果を報告する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-01-17