ITシステムの自動運用手順における動作環境の事前検証方式(エレメント管理,管理機能,理論・運用方法論,及び一般)
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概要
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ITシステムを運用する際に,運用作業者の作業負荷を軽減すべく,作業時間の短縮及び作業ミスの防止を実現する運用自動化(Runbook Automation:RBA)技術が導入され始めている。 RBAでは,運用作業者が従来手動で行っていたコマンド実行などの運用操作を,部品として予め作成しておく。これらの部品を組み合わせ,実行順序を定義することで一連の運用手順をフローとして作成し,フローの実行日時を事前に登録することで作業の実行を自動化できる。フローは操作対象ホストの構成や動作状態などの動作環境を想定して作成され,想定した動作環境上で実行されることで正常に動作する。この動作環境が他フローの実行により意図せず壊される場合があり,これが原因でフローの実行が失敗して,運用事故を引き起こすことがある。本研究では,フローの実行前に動作環境の不一致を検知し,フローの実行失敗を回避するフローの動作環境の事前検証方式を提案する。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-03-07