昭和56年15号台風によるカラマツ林の風害(II) : 単木の根系(会員研究発表講演)
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概要
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カラマツ林の風による根返りの被害を少なくする手段を探るための手法として,被害林分内の根返り木,幹折れ木,幹曲り木の根系を調査した。その結果,カラマツの根系について,つぎのことがわかったので報告する。根返り木の根鉢(根系と土壌が密着した状態でもち上がったものをいい,その大きさは根系の支持力に関係する(2))の直径,根鉢の深さはともに胸高直径の大きさにほぼ比例する。また,単木の直径1cm以上の根の総体積は胸高直径のほぼ2乗に関係する。なお,根返り木の根系と幹折れ木・幹曲り木のそれとの間には若干の形態的違いが観察された。
- 1983-03-20
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