幼齢トドマツの庇陰効果について(会員研究発表講演)
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概要
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本学演習林の位置する根釧内陸低山地域における森林は,天然広葉樹二次林で構成され,大部分の樹種は原料材としても,また構造材としても,比較的低い材価である。そこで森林生態的にも安定し,しかも林価を向上さす目的でトドマツをとりいれた針広混交林を最終的にかたちづくろうと意図した。当地域でトドマツを植栽する場合は,皆伐跡地に絶対植えてはならないことは鉄則であって,保護樹を上層にある程度残して植える,いわゆる樹下植栽によってのみ,トドマツの植栽は成林するところまでもってゆくことが出来る。そこで当地域では,どの位の上層木によるウッ閉度で晩霜害にやられないか,また異なったウッ閉の下で幹の伸長状態や苗の形状はどんなちがいをしめすかを林地と苗畑で観察した。苗畑では開芽時期におよぼす庇陰の効果もしらべた。
- 北方森林学会の論文
- 1966-12-25
著者
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