トドマツ,アカエゾマツの林地3要素試験
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概要
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トドマツ,アカエゾマツに対する植栽初期の施肥効果を知るため,肥料3要素試験を行なつた。試験地は帯広営林局管内清水営林署石山事業区である。(Fig.1)試験地は昭和28年土壌調査が,34年に造林不成績地の原因とその対策についての総合調査が行われ,気象,土壌,植生等の環境要因と林木の成長等との関係が究明され,その後,保護樹帯の設定等により,造林成績は向上しつつある。この寒冷な気象条件と湿性な黒色土壌の分布する地帯で肥料効果が如何に現われるかは著者等にとつて興味ある問題であつた。本試験地のトドマツ,アカエゾマツも植栽後4年を経過し漸く,環境に順応した安定せる成長を始めたように思われるので,ここに試験の第一段階の結果を報告する。試験遂行に当り種々と御指導,御援助を得た内田丈夫博士,造林部長高樋勇氏外研究室,帯広営林局ならびに清水営林署の関係各位に感謝する。
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