角形及び円形鋼管柱の最大耐力に関する研究
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概要
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冷間成形角形及び円形鋼管は断面内における溶接や塑性加工による残留応力が存在し,中心圧縮柱の最大耐力はこれによって大きな影響を受ける。これらは日本で構造用に広範に使用されているが、欧米では熱間成形あるいは冷間成形された角形及び円形鋼管を焼鈍したものが一般的である。従って、SSRC (Structural Stability Research Council)のMultiple Column Curvesに冷間成形角形及び円形鋼管柱が適用できるとは限らない。本研究では冷間成形角形及び円形鋼管柱と焼鈍した角形銅管柱の非弾性域における最大耐力を知るために中心圧縮実験及び数値解析を行う。実験では素材試験、stub-column test、長柱試験体の元たわみの測定、長柱中心圧縮実験を行い、解析においてはBeam-Column理論に基づいて試行錯誤による数値解析を行う。これらの結果より塑性加工によって生じる残留応力の影響、焼鈍の効果等を調べる。又各部材の最大耐力を比較すると同時に細長比との関係で直線式の近似を試みる。最後にSSRCのMultiple Column Curvesの適用について調べる。
- 一般社団法人日本建築学会の論文
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