3280 後施工アンカーボルトにより損傷したRC橋脚梁の点検・補修(既存構造物の調査)
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概要
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首都高速道路都心環状線のRC橋脚横梁部に,定期点検により最大幅10mmのひび割れ損傷が発見され,緊急補修として横梁張出し部の撤去・再構築を行なった。ひび割れ発生原因調査の結果,ブラケット設置のための後施工アンカーボルトにより横梁主鉄筋が切断されていたことが原因であった。このため,同一工事でブラケット設置を行なった橋脚について,鉄筋探査により主鉄筋の欠損状況を確認した結果,対象橋脚の多くで主鉄筋の欠損が確認され,そのうち鉄筋探査された主鉄筋断面の約80%が欠損していた橋脚について外ケーブル補強を行なった。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2008-07-30
著者
-
池田 尚治
(株)複合研究機構
-
桜井 順
首都高速道路(株)保全・交通部 点検・保全計画グループ
-
吉沢 勝
(財)首都高速道路技術センクー 技術開発部コンクリート構造物技術開発室
-
桜井 順
首都高速道路
-
吉沢 勝
(財)首都高速道路技術センター構造管理部管理第一課
-
臼井 恒夫
首都高速道路(株)東京建設局設計第一グループ
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