3174 温度による桁の伸縮を考慮した橋梁の応答評価に関する一考察(耐震性能評価)
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概要
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本研究では温度変化等による桁の伸縮を考慮した場合に支承ならびに橋脚躯体に与える不静定力の影響を把握することを目的とし,その基礎的な検討としてRC橋脚で支持される多径間連続箱桁形式の地震時水平力分散橋を対象に解析的評価を行った。1径間を取り出した単径間骨組解析モデルを用いた動的応答解析結果より,橋脚の最大応答塑性率は温度等による桁伸縮により反力分散ゴム支承に生じる初期せん断ひずみの増加につれて増加すること,残留変位も最大応答塑性率と同様に,温度による桁の伸縮によりゴム支承に生じる初期せん断ひずみの増加につれて増加することなどが明らかとなった。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2008-07-30
著者
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松田 泰治
熊本大学大学院 自然科学研究科
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松田 泰治
熊本大学大学院自然科学研究科環境共生工学専攻
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宇野 裕恵
オイレス工業(株)事業本部第三事業部免制震技術部
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官本 宏一
日本技術開発(株)九州支社道路・交通部
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柚木 浩一
Pテクノサイエンス(株)福岡テクノセンタ橋梁技術グループ
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