1246 超速硬セメントと繊維を用いた吹付けモルタルの基礎性状(補修・補強(材料))
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概要
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これまで断面修復など超速硬セメントを用いたモルタルの乾式吹付け工法において遅延剤が使用されることはほとんどなかった。本稿では乾式吹付け工法に用いる超速硬セメントに遅延剤を添加することで,吹付け性状を変えることなく,遅延剤無添加の場合よりも圧縮強度が高くなることを確認した。また遅延剤を添加し作成した供試体の凍結融解試験,長さ変化試験,促進中性化試験の耐久性試験を実施し,一般的に打ち込まれたコンクリートと同等以上になることも確認した。さらにこれらの試験に鋼繊維,ビニロン繊維の2種類を用いることにより,繊維種類の影響についての検討も実施した。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2003-07-01