1055 CFシートを用いたASRの拘束効果の追跡調査報告(補修・補強(材料))
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概要
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アルカリ骨材反応(以下ASR)で損傷した構造物に,ASRの膨張を拘束する目的で炭素繊維シート(以下CFシート)を接着した。この拘束効果を確認するために,施工後のCFシートの変状調査,コンタクトゲージを用いた変位量測定および,応力開放法によるCFシートの応力測定を行った。結果は,部分的に浮きを確認したが,外観的には良好で施設内の漏水などの変状は確認できなかった。また,CFシート切断箇所の変位量の増大傾向が確認でき,応力開放法によりCFシートの現有応力を推定した。これらより,CFシート接着工法はASRの膨張に対し拘束効果を期待できる補修工法であると考える。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2001-06-08
著者
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