1028 シリカ質混和材を用いたモルタルの中性化に関する研究(耐久性)
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概要
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フライアッシュおよび高炉スラグ微粉末をセメントの内割で用いると,中性化速度が大きくなることが指摘されている。本研究では,フライアッシュおよび高炉スラグ微粉末を単位セメント量,単位水量一定として外割で用いたモルタルについて,促進中性化試験,Ca(OH)_2,CaCO_3の定量および酸素ガスの拡散試験を実施した。その結果,混和材の増加により拡散係数は小さくなり,中性化が抑制されることを確認した。次いで中性化速度について,拡散係数,CO_2濃度および中性化反応物質量を変数とする予測式を検討し,混和材を用いた場合にも予測式を適応できることを明らかにした。中性化反応物質量は,中性化前後のCaCO_3量により定めた。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2000-06-01
著者
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