1006 凍結防止剤溶液が浸透したモルタルのスケーリング劣化の一考察(耐久性)
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概要
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凍結防止剤溶液が滞水状態にあるモルタルの含浸性は,その溶液濃度・溶液温度やモルタル配合比によって,大きく異なる。また一度,凍結防止剤溶液が浸透したモルタルは,引続く次の期間の雨水などの水分が新たに供給されると,含浸水分量の増加を生じ,初期のスケーリング(欠陥)に結びつく可能性が考えられる。特に,塩化カルシウム溶液に浸漬する場合,塩化ナトリウム溶液に比べて,その影響を多く受け,スケーリング量は著しく大きくなる。また,浸漬による質量変化などの履歴をニューラルネットワーク上に学習させて,その感度解析による推論値から,実験値の考察の一助とすることができる。
- 公益社団法人日本コンクリート工学会の論文
- 2000-06-01
著者
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