外国語活動に対する小学校教員の意識に関する質的研究 : 必修化後の現状
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概要
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本研究は,外国語活動必修化後の小学校教員の外国語活動に対する意識を探ること,更に,必修化後の課題について質的研究手法を用いて明からにすることを目的とする。調査は半構造化インタビューによるものとした。参加者は,石川県の小学校教員3名であり,この3名は,必修化前にインタビューを行った際に,教員間の外国語活動に対する意識差について,指摘していた。分析は,インタビューを書き起こし,グラウンデッド・セオリー・アプローチ(戈木, 2008)を基本にしながら,構造構成的研究法(SCQRM)(西條, 2007)の考えを参考に行った。この結果,外国語活動に対する小学校教員間の意識差については,これまでの積み重ねで「慣れ」が出てきていること,また,一方で「もう外国語活動については考えたくない」意識があることが明らかとなった。さらに,教員間に意識差があることが示された。
- 小学校英語教育学会の論文
- 2012-03-20