学年全体を対象としたソーシャルスキルトレーニングの効果の検討
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概要
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本研究では、高校1年生の学年全体を対象としたネットいじめの予防を含むソーシャルスキルトレーニングの効果を検討した。実施期間は2ケ月で、ロングホームルームの時間を利用し、5セッションが実施された。ターゲットスキルは、a)コミュニケーション、b)聴く、c)感情のコントロール、d)共感性、の4つのスキルであった。アセスメントに、ソーシャルスキル、自尊心、共感的感情反応の尺度を用い、実践前と実践後に行った。その結果、解読、主張性、感情統制が増加した。学年全体を対象としたソーシャルスキルトレーニングの効果をあげるためには、教師のリーダーシップとコンサルテーション、その学校のニーズに応じたプログラムを計画することが重要であることが示唆された。
- 2014-03-01
著者
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