ハミング距離を用いた生体認証に対するウルフ安全アルゴリズム
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は,スコアの正規化を行うことで,ハミング距離を用いる生体認証をより安全にすることである.バイオメトリクス認証における問題としては,ユーザによって FAR や FRR が高くなることが知られているが,これはスコアを正規化することで対処可能である.スコア正規化の例としては,Daugman の提案した虹彩認証アルゴリズム [2] がある.このアルゴリズムでは,照合で有効となるビット数によってスコアの分布や平均を推定することでスコアを正規化する.そこで本研究では,Daugman の手法を拡張し,前述の場合においてもスコアを正規化できる手法を提案する.この提案手法を三浦,長坂,宮武らの指静脈認証 [7] に対して適用したところ,FAR を一定に保てることが実験的に確かめられた.さらに,この指静脈認証アルゴリズムに有効とされるウルフに対しても有効であることがわかった.
- 2014-02-27
著者
関連論文
- 生体認証システムにおける情報漏洩対策技術の研究動向
- バイオメトリクス認証システムへの攻撃に関する分類 (メディア工学)
- 指紋の統計情報を利用した合成ウルフ指紋の構成と理論的評価(一般:情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- 指紋の統計情報を利用した合成ウルフ指紋の構成と理論的評価(一般:情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- 指紋の統計情報を利用した合成ウルフ指紋の構成と理論的評価(一般:情報通信基礎サブソサイエティ合同研究会)
- BT-7-9 顔認証における非日常顔を用いた固有顔法の精度と安全性の評価(BT-7.若手研究者によるバイオメトリックセキュリティの新提案,チュートリアルセッション,ソサイエティ企画)
- バイオメトリクス認証システムへの攻撃に関する分類(メディア処理とバイオメトリクス及び一般)
- 指紋の統計情報を利用した合成ウルフ指紋の構成と理論的評価
- 指紋の統計情報を利用した合成ウルフ指紋の構成と理論的評価
- バイオメトリクス認証システムへの攻撃に関する分類
- RFIDを用いたキャンセラブル・バイオメトリクスにおけるタグフィルタリング(通信理論,信号理論基礎,電子情報通信分野における萌芽的研究論文)
- 接触式指紋センサーと指紋の弾性モデルに関する一検討
- ハミング距離を用いた生体認証に対するウルフ安全アルゴリズム
- ハミング距離を用いた生体認証に対するウルフ安全アルゴリズム
- 接触式指紋センサーと指紋の弾性モデルに関する一検討