高等学校工業科の科目「実習」、「工業基礎」の内容と専門性の質的変化に関する考察 : 愛知県立A工業高校機械科の教育内容に即して
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概要
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本稿では、高等学校学習指導要領の「実習」、「工業基礎」の教育目標と教育内容の変遷を調べ、それに対応する1975年度〜2004年度のA工業高校機械科の「実習」、「工業基礎」の教育内容を各学習テーマ単位でその内容を調査、「知識」、「観察的知識」、「技能」の3カテゴリーに相当する授業時間数を指標として分析した。総授業時間の減少とともに、内容面では「技能」中心型から「観察的知識」中心型の実習に移行していることが明らかとなった。「実習」における専門性の質的転換点は、学習指導要領1978年改訂時で、「工業基礎」は工業の各分野にわたる基礎的・基本的な知識と技術の習得を教育目標としたが、学科の領域内の基礎・基本の内容が実践されている。
- 2009-02-25
著者
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