高可用ネットワークの構築 : ID・Locator分離機構HIMALISとロケータ自動割振プロトコルHANA〜(ポストIPネットワーキング,新世代ネットワーク,ネットワークモデル,インターネットトラピック,TCP/IP,マルチメディア通信,ネットワーク管理リソース管理,プライベートネットワーク,NW安全性及び一般)

概要

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我々は、通信データの集中による過負荷や機器故障等によるネットワークの通信障害等に備え、複数の通信経路を設けるマルチホームネットワーク構成と管理の簡素化自動化、異種通信のサポートにより、信頼性を向上する高可用ネットワークの研究開発を進めている。高可用ネットワーク実現の為、移動通信と異種網間通信の快適性向上を行うHeterogeneity Inclusion and Mobility Adaptation through Locator ID Separation(HIMALIS)の研究開発を行っている。また階層的な自動番号割振により、ネットワーク管理負荷の軽減及び、ネットワークの耐障碍性の向上、インターネットコアの経路表の削減を同時に実現するHierarchical Automatic Number Allocation for locators(HANA)の研究開発を行っている。本稿ではHIMALIS及びHANAに加え、新世代通信網テストベッドJGN-X上で構築した広域HANAネットワーク及びその配下に構築したHANAに基づくミニデータセンタ、 HIMALISネットワークについて紹介する。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2012-09-13