エコノミークラス症候群予防機器の開発 : 静脈血栓塞栓症予防機器の研究
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概要
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本研究では,血流の緩慢を改善することによりエコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)発症を予防することを目指した。動脈の血流促進をするためには,足裏に対し垂直振動を与えることによりNO(1酸化窒素)産生を促し,静脈に対しては、脚底部に水平振動によるシェアストレスを与えることにより血流促進や造血促進を促す。この2つの作用を狙って,着座姿勢において足裏に楕円振動の刺激を与える機器を開発することとした。開発器の治験を行った結果,20歳の健常な男性3人に,3分間振動付加後,超音波血流測定・器による血流速度の測定をした結果は,振動付加直後より最大で1.8〜2.3倍上昇しており,血流促進の効果は認められ,血流の改善が見られた。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2012-09-20