外来語に関する児童の受容的知識を活用した活動のプログラム
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概要
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児童の環境の中にはアルファベット文字や,カタカナ語になった外来語が多数存在している。教科書や児童図書,生活語彙などの中に混在する外国語の文字や語彙を,一般の小学校の児童は,時には「日本語」と認識していたり,発音や意味を取り違えていたりすることがある。このような児童の受容的知識を,小学校英語の中で'潜在的な語彙'として活用することが出来れば,コミュニケーションの内容を豊かにすることになるのではないかと考える。さらに,外来語を通して「ことば」への興味と関心を深め,ひいては日本と外国との交流の歴史や国際理解の学習に結びつけていければ,児童の成長にとって大きな意義のあることであろう。そこで,まず児童の受容的知識を把握するための調査を行い,それに基づいて,外来語を積極的に活用するプログラムを作成し授業実践を試みた。これらの調査と実践の概要を報告する。
- 2013-03-20