中学校技術科の学習内容に「魚介類養殖の技術」を位置づけるための理論的枠組み : 水産経済学を援用した教材化への試みとして
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では、世界的に食料供給体制への不安が広がるなか、「魚介類養殖の技術」に関する科学的認識や技術観を普通教育の本質的な構成要素に位置づけるための検討をおこなった。その結果、「魚介類養殖の技術」に関する授業論を構想することを通して、漁業生産の世界的な広がりばかりか、海洋汚染などの環境問題や種苗・餌料の供給不安、高級魚介類への偏在による地域間格差などといった、食料生産にみられる普遍的な構造的課題を普通教育としての技術教育に位置づけられる可能性が確認できた。
- 2010-01-31
著者
関連論文
- 近代日本における「遠洋漁業型水産教育」の形成過程 : 官立水産講習所の遠洋漁業従事者養成に注目して
- 中学校技術科の学習内容に「魚介類養殖の技術」を位置づけるための理論的枠組み : 水産経済学を援用した教材化への試みとして