近赤外線LEDと画像認識を用いた鉄道信号設備の視認性検査手法(高精細度画像処理・表示,一般)
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概要
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踏切支障等を運転士に伝えるために,異常時のみ発光する特殊信号発光機がある。特殊信号発光機が点滅した際に,運転士が正しく認識できるかを検査する必要があるが,平常時には滅灯であるため,日頃の視認性確認が困難であることが課題となっている。また,この設備の発光は停止を意味するため,検査のために不用意に発光させると列車運行を支障してしまうことが挙げられる。これらの問題を解決するために,特殊信号発光機に対して特定のパターンで点滅する近赤外線LEDを実装し,この点滅を近赤外線カメラと画像認識を用いて視認性確認を行う手法の開発を行った。本稿では,これらの基本的な考えと車上から測定するための技術,現車による評価試験の結果について報告する。
- 2012-11-08