京都工芸繊維大学美術工芸資料館収蔵染織関連資料の画像DB化と化学分析から分かること(ヒューマンインタフェースとIMQ一般)
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概要
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京都工芸繊維大学美術工芸資料館の染織関連資料調査研究委員会では,2003年より所蔵染織関連資料の確認と写真撮影,染織技術史の観点からの調査,及び文化財科学の視点からの研究を開始し,その成果を「裂地を辿る」展(2008年)及び「染めを語る」展(2011年)として公開してきた.所蔵染織品について全体像と接写を含め8 万を超える資料について撮影画像をデータベース化し,学内のみ公開をしている.展覧会では,映像資料の収集の観点から,染色技術史解説ビデオを公開した.また,収蔵染織品に用いられた染料の化学分析を行い,劣化退色した染色品について,オリジナルの色彩を提案し,デジタル復元を行った.更に目視調査では区別のつかない下染めの情報等の染色技法を明らかにしたので,その一部について紹介する.
- 2012-10-05
著者
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