半導体赤外線センサを用いた人間の動線トラッキングシステム構成法の研究(無線分散ネットワーク,一般)
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概要
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本稿では,人が発する赤外線を半導体赤外線センサによって検出し,その出力信号を解析することにより人間の動線を導出する新たなトラッキングシステムを提案する.微分信号出力型の焦電センサとは異なる半導体赤外線センサを導入することにより,人の移動停止を含めたあらゆる状態の高精度検出を可能とすると共に,小型・廉価なセンサの採用によって,スケーラブルかつ経済的なシステムの実現を目指している.動線推定は,空間に人検知領域を複数配置し,アレイセンサ出力信号の論理演算によって,人の存在位置を時々刻々導出するアルゴリズムを開発した.これらを実証することを目的として定速走行する赤外線電灯の上方に単エレメントおよび4エレメント(2x2)のアレイ化半導体赤外線センサを配置した基本実験系を構築し,これらセンサの諸特性を解明すると共に,提案する動線トラッキング解析アルゴリズムの妥当性を明らかにした.最終的に,人を移動させた実際的実験も実施し,高いトラッキング精度が得られることを確認した.
- 2012-10-10
著者
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