3.高速データ通信技術と遠隔実験データ解析開発の現状と展望(<小特集>ITERに向けた遠隔実験の現状)
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概要
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ITERなど次世代装置においては遠隔実験という研究形態が大幅に普及すると考えられるが,これを成立させるには,遠距離高速通信を基盤とした大量データの参照・共有と,サイト内外の差を感じさせないデータ解析等研究環境の開発,提供が不可欠である.現在の国際回線帯域10Gbpsをフル活用するTCPデータ通信技術はほぼ実証されて来ており,将来構築されるITER装置〜遠隔実験センター間の回線は100Gbps超になると想定され,それに向けた研究開発が進められている.また日欧間の回線経路やVPNの種別についても複数の可能性が検討されている.クラウド・コンピューティング技術により,インターネット上にデータ解析環境をすべて実現し,軽量端末でどこからでも同一環境にアクセスできる状況が実現しつつある.カギとなるのが各種の仮想化技術であり,精力的に研究開発が行われている.目下,演算能力の伸びが鈍化してきたCPUに代わって画像処理プロセッサを計算に応用するGPGPU技術が急速に伸びており,利用環境の整備が進むことで今後の大規模並列計算を支える基盤技術になると予想される.
- 2013-07-25
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