軟練モルタルの張力に關する研究(第1報)
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概要
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現今JESセメント規格に依る應張強度試驗法は同一セメント間に於ける1つの性質に對する比較試驗と見做すべきものであって軟練モルタルの性質を表すべき結果を得ることが出來ぬことは明なる所である。本文は1. 軟練モルタルの應張試驗には如何なる方法を用ひれば適當なりやと言ふことに關しその供試驗體形及び試驗装置。2. 上記考察及實驗より定めた試驗方法によって得た物理的性質、に關する第一次的の實驗に對する報告であつて其結論として1).供試體形は切斷すべき部分の斷面積(最小斷面積)と同一斷面積の相等長さの平行部分を有すべきこと。及び此部より引張り装置取付け部に移る主應力線の急激なる變化を避けるべきこと。2).上記状件を満足させるべき供試體の1つの形状のものより得た應張強度、應力-變形及びヤング率に就て述べたものである。
- 一般社団法人日本建築学会の論文
- 1933-03-31
著者
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