語りの構造に照応するジェスチャーの同期 : 2人が語り手になりうる3人会話において語りはどのように構成されるのか(「行為のタイミングとコミュニケーション」及び一般)
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概要
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二人以上が同時に同じジェスチャーをする現象(ジェスチャーの同期)が産出されるタイミングを語りの構造に照らして分析すると,大きく2つのタイミングで産出されていることがわかった.ひとつは語りのクライマックス,もうひとつは語りという活動から行為が逸れたときである.本稿では,ジェスチャーの同期現象と共に生じることばや視線配布とのマルチモーダルな連鎖関係を記述することで,ジェスチャーの同期が2つのタイミングで生じることにより,語りという活動に対して,またその場の参与者に対してどのようにはたらいているのかを考察する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2012-08-11